救急救命士の病院実習にご理解とご協力をお願いします
更新日:2024年04月01日
木曽広域消防本部では、一人でも多くの方の命を救うために、救急救命士の資格を有する職員の知識及び技術向上を目的とした病院実習を実施しています。
救急現場において、適切で迅速な救命処置を実施するためには、日頃の訓練はもとより、医療機関における病院実習が必要です。実習するにあたっては、協力医療機関の医師の指導により実習させていただいています。
救急救命士とは
救急救命士とは、急病やケガ人が発生した場所から医療機関へ搬送するまでの間に、傷病者を観察し必要な処置を施すプレホスピタルケア(病院前救護)を担う国家資格です。
救急救命士が行う処置を「救急救命処置」といい、中でも気管挿管(気管へチューブを挿入した気道確保)や静脈路確保(点滴)、薬剤投与(アドレナリン・ブドウ糖)は、医師の具体的な指示を得ながら高度な救命処置として実施します。
当消防本部には、令和6年4月1日現在で29名の職員が救急救命士の資格を有し、そのうち20名が救急業務に従事しています。
病院実習
救急救命士は、国家資格を取得後、医療機関において知識及び技術の習得に努めなければ、救急現場において適切かつ迅速な医療処置を実施できません。その場に居合わせた人による応急処置も重要ですが、救急救命士の知識や医療技術の向上がなければ救命率の向上に繋がりません。
また、救急現場における救命処置範囲も拡大されていることから、自己研鑽はもとより、高度な医療処置を学ぶため病院実習が必要です。
実習内容
主な病院実習の内容は次のとおりです。
- 観察:血圧測定、脈拍測定、心電図測定 など
- 静脈路確保:点滴の実施
- 気管挿管:手術室における気管挿管(気管へチューブを挿入する)
- 薬剤投与:強心剤の投与 など
- 各種検査、処置、手術等の見学
協力医療機関
当消防本部の救急救命士を受け入れてくれる協力医療機関は次のとおりです。
- 地方独立行政法人 長野県立病院機構 長野県立木曽病院
- 社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院
- 独立行政法人国立病院機構 まつもと医療センター
この記事へのお問い合わせ先
木曽広域消防本部 消防課 救急係
住所:長野県木曽郡木曽町福島3737番地 電話番号:0264-24-3119 FAX番号:0264-24-2929