救急隊の現場活動にご理解とご協力をお願いします
更新日:2024年03月28日
救急出動について
119番通報が入り、出動指令を受けた救急車は、現場から可能な限り一番近い場所に停車するため、ご自宅の正面や駐車場、現場とは関係のない近隣住宅の付近、または事業所の駐車場などを活用させていただく場合があります。
また、現場の状況や傷病者の容態によって、救急隊員だけでは活動が困難な場合があり、現場活動の応援のために消防車も出動することがあります。
ご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、効率的で迅速な救急活動のために、ご理解とご協力をお願いいたします。
救急車を要請された方へのお願い
救急車を要請した場合は、次の項目にご協力をお願いします。
- 救急車が現場へ近づいてきたら(サイレンが聞こえてきたら)外へ出て手を振るなどの誘導をお願いします。
- 傷病者を病院へ搬送する情報提供のため、症状や病歴、アレルギーの有無など様々な質問をしますので、回答にご協力をお願いします。
- 保険証、お薬手帳、掛かり付けの病院などの診察券を準備してください。
- 「サイレンを鳴らさず来てほしい」と依頼されることがよくありますが、法令上で赤色灯の点灯とサイレンを鳴らして緊急走行するよう定められていますので、ご理解をお願いします。
- 傷病者の容態や地域の医療体制などによって、掛かり付けの病院を含め希望される病院への搬送が困難な場合がありますので、ご理解をお願いします。
救急車の現場滞在時間について
救急車は、傷病者を車内へ収容したら、すぐに病院へ向けて出発するイメージがあると思います。救急隊員は、傷病者の病態などをしっかりと把握(観察)し、必要に応じて処置を行った後、傷病者の病態に合った診察と処置が可能な病院を選択し、携帯電話で受け入れを要請します。
すべての病院が、すべての症状に対応できるわけではなく、場合によっては病院への受け入れ要請の回数が多くなり、搬送先の病院が決定するまでに時間がかかることがあります。
また、傷病者の容態は様々であり、中でも心肺停止状態の傷病者に対しては、救急救命士が医師から指示を受けて気道確保や薬剤投与などの救命処置を実施することで、現場滞在時間が長くなることがあります。
当消防本部では、救急隊のスムーズな現場活動に心がけていますが、傷病者の容態によって必要な応急処置や現場状況などの様々な要因により、すぐに病院へ向けて出発できない場合がありますので、地域住民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
この記事へのお問い合わせ先
木曽広域消防本部 消防課 救急係
住所:長野県木曽郡木曽町福島3737番地 電話番号:0264-24-3119 FAX番号:0264-24-2929