公共サイン整備事業2
更新日:2010年08月27日
事業の留意点
視認性の確保と交池安全への配点
それぞれの機能や立地条件を踏まえ、各種サインは必要十分な大きさとグラフィックデザインの工夫によって視認性が確保されなくてはなりません。また、交通安全への十分な配慮も必要です。
シームレスな(継ぎ目のない)情報提供
観光客などの来訪者は行政界を意識することなく移動するため、近隣自治体に関する情報提供も必要です。各自治体の独自性を発揮しながらも近隣自治体と互いに調整し、連続性のある共通仕様の情報提供を行う必要があります。

必要最低限の設置数と景観への配慮
投資効果を最大化し景観への影響を最小化するため、サインの設置数と大きさは必要最低限にとどめます。また、サインを設置する際は同目的の既存サインを撤去するとともに、周囲の商業看板の撤去や集合化等も同時に進めます。
地域景観に馴染み、伝統と未来を表現する意匠
サインは景観に馴染み地域の魅力を脇役として引き立てる意匠であることが望まれます。また、伝統に立脚するばかりでなく将来の地域像を先取りし、内外にアピールする意匠であることが望まれます。
印刷物と連動した表記と英文併記
案内サイン等に表記する地図や解説文等のグラフィックデザインは、広く配布されるパンフレットやインターネットのホームページに掲載するガイドマップ等と共通化し、来訪者が現地で照合しやすくします。また外国人旅行者に配慮し、可能な限り英文併記を行います。
十分な耐候性と容易な維持管理
ほとんどのサインは野外に設定されるため、高い耐侯性をもち、積雪や草木の繁茂も考慮した設計とします。清掃や照明器具の取り替えなどの維持管理が容易な構造を採用します。また、道路網整備の進展、新規施設や資源の追加などによって表示情報の変更や設置基数の変化が生じた場合に備え、対応が容易な表示板面を採用します。
どのような素材を使ってもサインの耐用年数には限界があります。また、年を経れば必要の表記情報も変化し、意匠の陳腐化も不可避です。そのため、予め適当な耐用年数とそれに沿った素材と投資額を設定します。
意匠の基本方針

公共サインは人目に付きやすい場所に数多く設置されるため、地域(自治体)イメージを左右する景観要素となります。そのため、景観に馴染み、地域の魅力を脇役として引き立てる意匠であることが望まれます。また、伝統に立脚するばかりでなく将来の地域像を先取りし、内外にアピールする意匠を選ぶことも必要です。
本サインシステムの意匠は、中山道によって育まれた街道文化と山里の生活文化、森林の恵みから生じた産業文化が生み出した木曽の地域個性を反映したサインデザインを基本とし、地域イメージの統合を図り、これによって、観光地であり産地である「木曽」の地域ブランドカの強化を計っています。
一方、所属町村ごと、あるいは地区ごとにそれぞれの個性をいかしたオリジナルデザインを取り入れ、域内の多様性も表現しています。
事業の経緯
平成元年度 |
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2年度 |
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3年度 |
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4年度 |
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5年度 |
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6年度 |
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7年度 |
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8年度 |
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9年1月 |
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4月 |
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9月 |
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11月 |
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10年3月 |
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9月 |
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10月 |
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11月 |
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11年2月 |
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3月 |
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4月 |
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6月 |
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10月 |
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12年1月 |
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4月 |
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6月 |
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9月 |
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12月 |
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公共サイン整備に係る各種の補助金名称および設置年度
地域間交流支援事業(国土庁) | 平成9年度~11年度 |
観光案内設備整備事業(運輸省) | 平成11年度~12年度 |
信州の木で家づくり促進事業(林野庁) | 平成13年度 |
日本宝くじ協会公共事業(財団法人日本宝くじ協会) | 平成13年度 |
直接事業環境省国庫補助事業中部北陸自然歩道(環境省・長野県) | 平成12年度 |
※事業年度は、繰越事業を含みサイン設置年度で掲載。
※省庁名は、採択当時の名称で掲載。
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この記事へのお問い合わせ先
地域振興課
住所:長野県木曽郡木曽町日義4898番地37 電話番号:0264-23-1050 FAX番号:0264-23-1052