連合長による行政報告は次のとおりです。
おはようございます。本日は月末のお忙しい中、11月定例議会にご参集いただき、誠にありがとうございます。野山の紅葉も葉を落とし、いよいよ本格的な冬の到来を告げております。
さて、お伊勢さん赤福事件が報じられました。JAS法、日本農林規格違反ということでしょうか。赤福では、30年も前から製造月日も賞味期限もごまかしていたといいます。雪印、不二家、ミートホープなど、また赤福事件後においても比内鶏あるいは御福と、後を絶ちません。自らの利益を優先し、社会的倫理観の欠如した企業経営。食品だけに問題があるわけではなく、三菱自動車などあらゆる製造業で、この種の問題は発生しています。
数えればきりが無い、こうした企業倫理の欠如は、社会の荒廃と軌を一にしているように思えます。でたらめな年金問題、政治家の政治資金のでたらめさ、防衛省に象徴されるような霞ヶ関の腐敗、それこそ目を覆うばかりといえます。 |
 |
9月12日に安倍総理が突然辞任し、約1ヶ月間の空白を経て福田内閣が発足しました。衆参ねじれ国会という国勢の激動の中で、私ども地方自治の舵取りも大変難しい状況になっていると言わざるを得ません。今「限界集落」が問題になっています。高齢化によって山村の荒廃が進んで、集落が崩壊すると、そんなところに金をかけるのではなく、そこは捨てて人口集積地に人を集めればいいという意見が出て、それが合理的な国家資金の使い方であるとし、近年では「コンパクト・シティ」という言葉が聞かれるようになりました。
先日、県町村会の総会で時事通信社の解説委員長が講演されまして、その中で「農山村が大事だと発言する国会議員はほとんどいない。農村部が基盤の議員も2世・3世のために皆東京育ちで、選挙区と国会でしゃべることが違う。霞ヶ関の役人もほとんどそう思っている。皆さんが期待されても無理です」とお話されましたが、非常に大変な時代になったと思います。しかしながら、自民党の税制調査会長が平成20年度は地方交付税増額の方向という報道等もあり、参議院選挙の結果が与党側にも影響していると思うところであります。山村を守る税制配分を検討して頂きたいと思います。
高齢化が進んで人が減るから一箇所に集めるという発想に、合理主義ばかり主張する国への怒りさえ感じるこの頃です。地域活性化の試みなど、地域からの動きで中央の考えを突き動かし、山村の暮らしを守る機運が高まってほしいと願うものです。
次に、この間の事務事業について申し上げます。
(総務課)
第3次広域計画策定に向けて、9月19日に第1回の策定委員会を開催し、10月30日に第2回を開催して原案に対する提言・意見等を頂きました。原案につきましては、本議会全員協議会にて説明させていただく予定ですが、議員各位のご意見等を頂き、向こう5年間の計画を策定いたしますので、よろしくお願いします。
(地域振興課関係)
上下流交流関係では、愛知中部水道企業団管内の森林ボランティアの方々120名が、9月22日に王滝村九蔵村有林にて枝打ち・下草刈りの作業を行っていただきました。真夏のような大変暑い日となりましたが、気持ちの良い汗をかいていただきました。
また、10月5日から7日及び19日から21日の6日間、森林ボランティアリーダー養成講座を行いました。愛知中部から8名、地元から2名の参加をいただきました。
10月13・14日の両日、名古屋市民まつりに併せて、同市栄のオアシス21で名古屋城本丸御殿のPRイベントが開かれ、木曽地域からはヒノキの箸づくり体験やPR活動を、各町村のご支援をいただき実施しました。
その他の上下流交流事業では、10月28日に名古屋市上下水道局のイベント、11月に入ってからは、3〜4日に一宮市のイベント、また愛知中部水道企業団管内各市町の産業まつりでは、4日には豊明市・三好町に、11日には日進市・東郷町・長久手町にそれぞれ参加して交流を深めております。
日本風景街道事業ですが、11月1日に認証式があり、中部地方整備局管内12ルートの一つとして「こころのふるさと木曽路中山道」が登録されました。具体的な施策等が明らかになっておりませんが、動向を見ながら対応してゆきたいと考えています。
また、道路整備促進と財源確保に係る取り組みとして、南部国道連絡会として10月23日県選出国会議員との意見交換会を行い、道路改良の早期実現の要望を行いました。また11月6日には、中部国道協会として内閣総理大臣をはじめ、関係大臣、国会議員に対して要望活動を行いました。南部国道連絡会の代表として私が出席しました。今月28日にも同様の活動が予定されており、私も出席予定です。道路財源の維持については、この年末が最大のヤマ場だと思います。
情報事業につきましては、10月22日、本事業最後となる木曽町福島地区事業について起工式を行い、着手したところです。また、050IP電話、有料放送サービスを年内に始めさせていただきます。加入状況につきましては、工事進捗状況等の影響により利用料の減額を本議会に補正予算として提出しておりますが、各種サービスの利用と併せ一層のご理解とご協力をお願いするものです。
(厚生課関係)
介護保険介護給付費につきましては、今年度上半期において計画に対して92%程度の実績となっております。今後も慎重に給付費の推移を見守り、諸々の変化に迅速に対応したいと考えます。
また、昨年度より始まりました地域密着型サービスの施設指定等について、県ではなく保険者が行うこととなり、現在2事業者からの申請が出されています。地域密着型サービス運営委員会における検討意見を尊重し、指定決定をしていく所存であります。
(環境課関係)
ポイ捨て禁止条例につきましては、木曽郡内統一方向で今年度中に制定される見通しとなったため、条例制定の4町村につきまして、広域でまとめて協議書を長野地方検察庁に提出し、今後協議を行うことといたしました。キャンペーンや統一行動については当面行わず、各町村における住民パワーや既存の制度等を利活用しての取り組みより、実効性を上げていく事といたしました。
本年度、南部町村に加えて木曽町及び木祖村においても本格実施している生ごみ堆肥化事業は、4月から9月までの6ヶ月間で約325トンの実績を上げています。この間の可燃ごみ量も、前年同期と比較して486トンの減量となっており、地域住民の皆様のご協力に感謝申し上げると共に、なお一層のごみの減量化を推進してまいる所存でございます。
(消防関係)
常備消防本部の広域化につきまして、8月の当議会全員協議会において中間経過報告をさせていただいておりますが、県は10月までに5回にわたって検討を重ねてきた長野県消防広域化推進検討委員会での検討等を踏まえて、長野県消防広域化推進計画(原案)を策定いたしました。広域化対象市町村の組み合わせについては、東北信と中南信をそれぞれ管轄する2ブロックにする原案となっています。
県は、消防組織法第33条第3項の規定に基づき、各消防本部を組織・運営する市や広域連合に対して意見を求めてきております。当広域連合としては、木曽広域連合消防広域化検討委員会の検討を経て、11月8日開催の正副連合長会において広域化の推進並びに実現に際し、積極的な県の関与と財政負担の軽減に配慮を願うと共に、2本部になった場合政令指定都市規模になることから、将来的に想定される権限委譲については、消防本部や市町村の基本的な考え方を尊重して慎重に対応願う旨の意見を付して、計画原案に同意することといたしました。
消防本部の広域化に向けては、消防組織法の改正に基づく国や県の方針に沿って進めざるを得ないと判断しておりますので、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。県の推進計画原案の内容等、詳細につきましては本会議終了後の全員協議会においてご説明申し上げますのでよろしくお願いいたします。
(議案)
今回提出の議案でありますが、条例の制定及び一部改正がそれぞれ1件、補正予算が3件であります。
CATV事業に充当するため権利放棄いただいた、ふるさと市町村圏基金の一部返還に伴う予算計上、その他基金の積立金等でございます。
情報事業会計につきましては、テレビ使用料、インターネット利用料について、月別の収入が当初計画を下回ったために減収となるため、減額補正をお願いするものと、株式会社木曽福島ケーブルテレビの廃業による、同社への減収補填補償金の平成19年度分について計上させていただきました。
以上、詳細につきましては担当より申し上げますので、ご審議の上ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
|
| 委員会報告の概要は次のとおりです。 |
|
●福祉常任委員会
@日時:平成19年9月4日(火)午前10時45分〜午後7時30分
場所:特別養護老人ホームえんれい(塩尻市)
桔梗ヶ原病院・老人保健施設まほろばの郷(塩尻市)
長野県立木曽病院(木曽町)
調査概要:上記各所の視察と県立木曽病院の医師等との意見交換会を行った。
A日時:平成19年10月23日(火)午後2時30分〜午後3時50分
場所:木曽広域連合事務局
調査概要:県立木曽病院医師との意見交換会において出された、医師及び看護師不足等の課題解決に向け、ボイス81や郡議長会による陳情が行なわれているが、他の課題についても広域連合議会として関係機関へ働きかけていくため、要望書の提出を提案する。
※報告後、「県立木曽病院の医師・看護師確保と介護療養病床存続に関する要望書」を県知事及び県議会議長宛提出することについて採択されました。
|
 |
●環境常任委員会
日時:平成19年11月1日(木)午後2時00分〜4時45分
場所:木曽広域連合事務局
調査概要:下記の内容について、事務局より説明を聴き、意見交換を行った。
@所管施設の業務状況について(事業報告)
A生ごみ堆肥化について(推進状況)
Bポイ捨て禁止条例制定の進捗状況について
C南北クリーンセンターの統合協議経過報告について
|
 |