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行政報告は次のとおりです。
今年は全国的に梅雨明けが遅れ、気温や日照時間も平年に比べ、低い状況にあります。お盆以降やっと夏らしい天候が続きましたが、ここにきてまた、天候の移り変わりも激しく、農作物の生育をはじめ、様々な分野への影響が心配されます。
さて議員の皆様方には、本日、平成15年木曽広域連合議会第3回定例会議の招集をお願い申し上げましたところ、月末の大変ご多忙にもかかわらず、ご参集を賜りまことにありがとうございます。
提案説明等に関連しまして、諸般の状況にもふれながら、所感を申し上げます。
(社会動勢)
最近の経済動向についてでありますが、国内経済の状況を見ますと、イラク戦争の早期終結や最近の株価の上昇から、企業の景況感は改善しており、企業収益が回復傾向にあることから、設備投資意欲も現れてまいりました。しかし、個人消費に影響する雇用・所得環境は厳しいままで、景気の先行きには慎重な見方が大勢を占めております。
(郡内動向)
郡内の動きに転じますと、景気指標の一つであります有効求人倍率の7月の数値は0.74倍で対前年比0.07ポイント減少し、平成13年8月から24ヵ月間、1倍を下回る状況が続いております。
新規求人数の状況でありますが、一部で求人はあるものの、全体では前年同月比36.6%の減少となっており、産業別に見ますと建設業が前年同月比87.2%の減少、サービス業におきましては32.1%の減少となっています。
個人消費でありますが、長雨、低温の直撃を受けた夏の季節商品は軒並み不振に終わり、集客を期待する夏の観光地につきましても客足はいまひとつ伸びない状況です。
農業面でも、地域によりましては、低温の影響から水稲を中心に野菜、果物などが平年の作柄を大幅に下回ることが予想されます。
(自治体関連)
郡内の合併に関する状況でございますが、ご承知のとおり6月の「木曽南部任意合併協議会」の設置により木曽郡内11町村すべてが合併協議会に加入しました。
当広域連合事務局におきましても、各自治体の合併を見据え、広域事業や資産の再編などの課題を多面的にまた速やかに検討し、お示して参りたいと思います。
また、地方分権を担うための新しい自治体のあり方を検討している第27次地方制度調査会の最終報告がこの秋に示される見通しであります。この4月の中間報告で明らかになりました「市町村連合」等、合併と広域連合の具体的なあり方等も報告されると思われますので、その内容を注視して参ります。
(14年度決算)
過日、吉田代表監査委員並びに上垣外監査委員から「平成14年度木曽広域連合の歳入歳出決算審査について」意見書の提出がありました。事務局並びに各施設に係わる決算状況を精力的に審査を賜り心から感謝を申し上げる次第でございます。
それぞれ重要なご指摘を受けており、当広域連合の根幹に係わる事項もありますので、真摯に受け止め改善を講じて参る所存でございます。
なお、決算及び決算審査の内容につきましては、本日の議案の中でご説明,ご報告させていただきます。
当広域連合が所管している事業につきまして、経過を含め、今後の取り組み等の所信を申し上げたいと存じます。
(広域振興)
上下流交流事業でございますが、7月29日・30日には木曽川「水源の森」森林整備協定を締結しております愛知中部水道企業団議会議員の皆さんが、木曽広域連合の事業の取り組み状況や源流の水源涵養状況等の視察研修に来られました。
当議会議員の皆様におかれましても大変ご多忙のところご出席いただき、意見交換等を通じ、上下流の連携を深めていただきましたことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。同企業団議会より大変有意義な視察研修であったとの御礼がありましたことを申し添えます。
今回、木曽川「水源の森」森林整備協定に基づき、上流と下流の自治体が共同して森林整備を促進することを目標とした「木曽森林保全基金」(仮称でありますが)を制定することとし、その条例案を次回の定例会に上程し、ご審議いただくことと致しました。
基金の設置方法等につきましては、上下流交流実行委員会の活動部会であります総務企画部会、森林整備推進小委員会において慎重な検討・審議をいただき、水道事業における前年度の総有収水量に1円を乗じた額を拠出金とし、早期に基金積み立てをして参りたいと考えております。
また、下流域基金等の効率的な運用を推進するため、「森林整備に関する長期な計画」を関係町村、機関等と調整を図りながら策定するとともに、愛知中部水道企業団に対しましても導入時期を含め、理解を求めてまいります。
なお詳細につきましては、本日の全員協議会におきましてご説明申し上げたいと存じます。
「第3回木曽路食の祭典」は、木曽地域の賑わいの創出と、併せて地場産品の普及・紹介を図るため10月4日、5日の両日実施いたします。
このイベント会場でありますが、昨年の入場者アンケートのご要望に対応し、効率的な配置と段差解消を目的に若干の整備を図りました。
全郡的なイベントでございますので、大勢の皆様のご来場をお待ちしております。
(地域創造)
木曽広域地域情報ネットワーク整備事業でありますが、2011年から実施されます、TVデジタル放送に対応するための広域的なCATV網の事業化につきましては、過日全員協議会において、ご説明申し上げましたとおりでございます。
現在「木曽広域CATV整備基本設計報告書」に基づき町村議会、共同受信施設組合、住民の皆様を対象に、概要の周知説明会を開催しており、今日までに11会場で実施し、来月には全希望町村を終える予定であります。今後は、説明会のご意見等を踏まえ、国補補助金や利用者負担の方法等を検討しながら、事業化を進めて参りたいと思います。
(厚生)
介護保険事務についてでありますが、今年度から保険者が町村から広域連合に移り、ほぼ5ヶ月を経過いたしました。
介護保険の第2期介護保険事業計画の見直しにより保険料の基準額が月額 3,020円になりました。このため、第1号保険者の保険料の特別徴収分については、4月から8月までは仮徴収をしていましたが、6月に前年度の所得が確定し、所得段階が決定しましたので、10月からの本徴収に向けて通知書を発送致しました。
15年度の保険料は、前年度より増額しているため、保険者から多くの問い合わせや苦情を想定していましたが、事前の広報と町村また住民の皆様のご理解により比較的少ない状況でありました。
今後におきましても、介護保険の運営を円滑に進めるため、さらに住民サービスの向上や適正化等に努力して参りたいと考えています。
郡内の福祉、保健、医療に関する広域的な諸問題について、さらに関係者の具体的なご意見や審議をいただくことを目的に発足しております「木曽広域連合福祉・保健医療懇談会」につきましては、現在、部会、全体会議において検討を進めていただいており、その結果につきましては今後の広域計画に反映させるなどしてまいります。
(環境)
中信地区における廃棄物処理施設の整備に当たって候補地選定作業の審査及び廃棄物の減量化等に関して検討を行う「中信地区廃棄物検討委員会」が5月に発足し、当広域圏からは、田中楢川村長が1年間、専門委員としてご参加いただいております。
7月には、立地候補地に適さない地域をふるい落とすスクリーニング作業が行われ、木曽ブロックにおきましては37の戦略的環境アセスメント対象候補地が列挙されました。今後、学識委員等により、木曽地域の候補地の選定が進むことと思いますが、先を見据えて慎重に取り組みしていかなければならない重要な課題である認識しております。
更に検討委員会では減量化施策の把握や目標達成に向けた検討を進めておりますが、当連合におきましては、ゴミの減量化やリサイクルによる循環型社会を構築するための方策を考える「循環型地域づくり推進懇談会」をこの7月設置いたしました。
懇談会は各町村から推薦いただきました各種団体の代表者10名で構成し、木くずや畜産など木曽の地域特性を活かした循環型地域づくりとその実現モデルを検討してまいります。
(消防)
消防関係でございますが、本年6月より救急救命士の行う救急救命措置として医師の指示が無くとも一定の条件のもとで心臓蘇生(そせい)の電気ショック(いわゆる包括的指示下での除細動)が認められるようになりました。
広域消防本部におきましては今月に入り初めてこの処置を行い、その効果もあって一命を取り留めることが出来ました。
来年以降、必要な講習、実習を受けた救急救命士に医師の指示の下で気管挿管が認められる方向で準備作業が進められておりますが、今後の業務のさらなる高度化に向けて、日頃の指示体制や事後検証の充実、研修制度の確保等を図ってまいります。
(道路関係)
木曽川右岸道路につきましては12月に上松町小路方橋から倉本間の約7Kmが開通致します。南部の路線につきましても環境アセスメント調査が継続されていますが、北部区間を含め全地域に連接されてこそ完全な道路機能を果たせるものでありますので、引き続き関係機関と連携を密にして取り組みを進めてまいります。
また、伊那木曽連絡道路の権兵衛峠につきましては、いよいよこの秋に貫通し来年度において舗装や設備を整備し、平成17年度開通を目指すことがこのほど国土交通省から発表されました。今後木曽、伊那との経済、文化交流も視野にいれ事業を進めてまいります。
木曽の国道19号の大型車対策を検討する「国道19号交通交通環境改善協議会が先月開かれ、高速料金を割り引いて中央道へ誘導する「社会実験」等の検討がされました。しかしこの実験にあたっては値下げ分をどこが負担するかなど検討すべき課題が潜在しております。
今後騒音、交通事故等に苦しむ沿線の皆さんの生活を守る意味からもそれぞれの立場でアイデアを出し合い対策を提案して行かなければならないものと考えております。
(その他)
広域計画でありますが、前回の全員協議会でもご説明申し上げましたが、来月4日に第一回広域計画策定委員会を開催し、過去4年間の理念を基本に、明日の木曽の発展を促進させるための骨格となる事務事業について、総合的に評価、検討を行い、来年2月を目途に計画書作成してまいります。
今会議でご審議をお願い申し上げるものは、平成14年度の一般会計及び特別会計の決算に係わるものが5件でございます。充分なご審議を賜り、円滑なご採択をいただきますようお願い申し上げます。
なお、本会議終了後、全員協議会をお願い申し上げ、@木曽森林保全基金についてA町村合併に伴う連合事務事業についてご協議を賜りまして、ご示唆をいただきたいと存じておりますのでよろしくお願いします。
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