文字サイズ
大中小
お問合せアクセス
木曽文化公園文化ホールではコンサートを始めミュージカルや映画鑑賞会などの鑑賞事業を実施しております。
施設案内イベント情報公演記録かるちゃーSTATION
現在位置:Topの中の木曽文化公園の中のイベント情報から優秀映画鑑賞推進事業 懐かしの名画鑑賞会

優秀映画鑑賞推進事業 懐かしの名画鑑賞会

入場料:1作品300円/2作品500円 /高校生以下無料(当日販売のみ) 全席自由


野火 [昭和34年(1959年) 大映(東京)]2月22日(土) 10:00~11:44

(白黒 シネマスコープ 104分)
解説
「俘虜記」や「レイテ戦記」など、戦後の戦争文学に大きな足跡を残した大岡昇平の同名小説を映画化したものである。戦争末期のレイテ島の戦場。食料難のため部隊からも病院からも見捨てられた主人公。さまよううちに知り合った二人の敗残兵。その一人は猿の肉だと称して人肉をすすめる。それに気付いた時に自分も殺されそうになり、逆に相手を殺してしまう。映画化にあたって市川崑監督は次のように述べている。「大岡さんは原作の中で、大変大きなテーマとして神を登場させている。……映画ではむしろ神の問題を全部なくすことによって神を感じさせられる……だから原作では主人公が人肉を食うけれど、映画では食わない。……そこで人肉があまりに固いために歯がボロリと欠けるという具合に書き変えた。歯が欠ける、これが映画ではないだろうか」。ブラック・ユーモアを得意とし、才気煥発な監督ならではの弁である。「キネマ旬報」ベストテン第2位。
[スタッフ]
原作:大岡昇平/脚本:和田夏十
監督:市川崑/企画:藤井浩明
撮影:小林節雄/照明:米山勇
録音:西井憲一/音楽:芥川也寸志
美術:柴田篤二
[出演者]
船越英二/滝沢修/ミッキー・カーチス
星ひかる/月田昌也/潮万太郎
石黒達也/稲葉義男/浜村純/伊達信

おはん [昭和59年(1984年)東宝映画]2月22日(土) 13:00~14:52

(カラー ビスタ 112分)
解説
十年の歳月をかけて宇野千代が書き上げた昭和文学の古典的名作を、市川崑監督が、前作『細雪』で新たな女優像を獲得した吉永小百合を主演に迎えて映画化。本作で演技の幅をいっそう広げた吉永は、第8回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得し、女優としてさらなる飛躍を遂げた。この作品は、出来心から妻を捨てた男が、芸妓と元妻との間で揺れ動く心の迷いを、やがて迫りくる我が子の水死という因果応報的な世界観とともに描き出している。さらに要所でくり返されるマーラーの交響曲第5番第4楽章の旋律が、しっとりと情感のある画調に彩りを添えている。市川監督が原作を離れて演出したラストシーンにおいて、それまで従順であった元妻が浮かべる不敵な笑みは、独占欲の強い芸妓との性格の違いを解消して、二人がまるで一人の女性であるかのような印象を与える。「キネマ旬報」ベストテン第6位。
[スタッフ]
原作:宇野千代
製作・脚本・監督:市川崑
脚本:日高真也/製作:田中友幸
撮影:五十畑幸男/照明:望月英樹
録音:大橋鉄矢
音楽:大川新之助、朝川朋之
美術:村木忍
[出演者]
吉永小百合、大原麗子、石坂浩二
ミヤコ蝶々、香川三千、長谷川歩
浜村純、富五郎、常田富士男、横山道代

ぼんち [昭和35年(1960年) 大映(京都)]2月23日(日) 10:00~11:44

(カラー シネマスコープ 104分)
解説
原作は、山崎豊子が「週刊新潮」に長期連載をした小説であり、原作者が得意とする大阪の商人ものの一編である。舞台は大阪・船場。四代続いた裕福な足袋問屋の一人息子が、女系家族の中で甘やかされ、それゆえに悪戦苦闘する姿が、多彩な女性関係を中心にして年代記風に描かれている。映画では、60歳近くになった主人公が、戦争による苦難をようやく乗り越え、家の再建を図ろうとするにあたり、昔のあれこれを回想するという形式が採られている。そこに登場するのは、自分を溺愛した祖母や母のみならず、これまで関係したさまざまな女性たちである。彼女らを演じるのは、ベテラン、演技派、若手まで、みな当時を代表する個性的な映画女優であり、その競演が一つの見どころであると言えよう。また、主演の二枚目時代劇スター・市川雷蔵は、市川監督の『炎上』(1958)で初めて現代劇に出演、その演技力が注目されたが、ここでは老け役に初挑戦している。
[スタッフ]
原作:山崎豊子/脚本:和田夏十
脚本・監督:市川崑/製作:永田雅一
企画:辻久一/撮影:宮川一夫
照明:岡本健一/録音:大角正夫
音楽:芥川也寸志/美術:西岡善信
[出演者]
市川雷蔵/京マチ子/若尾文子
越路吹雪/草笛光子/中村玉緒
山田五十鈴/船越英二/毛利菊枝
北林谷栄/中村鴈治郎


東京オリンピック
[昭和40年(1965年) 東京オリンピック映画協会]
2月23日(日) 13:00~15:49

(カラー シネマスコープ 169分)
解説
1964年10月10日から24日まで開催された第18回オリンピック東京大会は、スポーツによる国際交流の場を通して、わが国が世界にその復興を示した国家的規模の一大行事であったと言えるだろう。この作品はそのメモリアル・フィルムとして市川崑総監督以下、561人のスタッフが結集して製作され、翌年公開されるや空前の観客動員を記録し、12億を超える配給収入を上げた話題作である。また、その際に「記録か芸術か」という問題を提起し、様々な議論を巻き起こしたことも忘れられない。それは、この作品がスポーツの勝敗よりも、スポーツをする「人間」により多くの描写を費やしたためとも言えるのだが、これはこれで作家市川崑としての一貫した姿勢でもあった。結果は、カンヌ国際映画祭批評家協会賞受賞、「キネマ旬報」ベストテン第2位選出にも表れている。
[スタッフ]
企画・監修:オリンピック東京大会組織委員会
製作:東京オリンピック映画協会
プロデューサー:田口助太郎
総監督:市川崑
脚本:和田夏十、白坂依志夫
    谷川俊太郎、市川崑
技術監督:碧川道夫/音楽監督:黛敏郎
録音監督:井上俊彦
監督部:細江英公、安岡章太郎、谷川俊太郎 他
撮影部:林田重男、宮川一夫
      中村謹司、田中正 他
ナレーター:三国一朗

 
Copyright (C) Kiso wide area union All right reserved.